RAYARD MIYASHITA PARK
- Venue
- RAYARD MIYASHITA PARK
- Client
- 三井不動産株式会社
- Dates
- 2025.09.09 — 2025.10.12
- Artists
- seohyo, Kitasenju Design
2025年9月9日から10月12日にかけて、東京都渋谷区のRAYARD MIYASHITA PARK内の42面のデジタルサイネージを活用したデジタルアート展示が実施されました。新設された25台を含む大規模なサイネージネットワークを舞台に、都市空間におけるデジタルアートの新たな可能性を探る実験的な取り組みとして展開されました。
本展示は、都市に点在するデジタルサイネージを従来の商業的な広告媒体から文化的な体験の場へと再定義することを目的としています。会場となった宮下公園は、日本の都市開発の歴史を体現する場所として位置づけられ、参加の開放性、場所の記憶化、公共性の実験という三つの価値観を軸に、デジタル技術を用いて地域の文脈やアイデンティティを新たに創出する試みがなされました。
展示された作品は、北千住デザインによる「Brutal Divs」とseohyoによる「Tracing the City Lights」の二点で、いずれもGLIMMER DAOが所有するデジタルアートコレクションから選出されました。前者はウェブデザインの要素をCSSスタイルとDivタグのみで再構成したジェネラティブアートであり、建築のブルータリズムとウェブのブルータリスト・ウェブサイトに着想を得た視覚表現の実験です。後者は夜の都市の光の輝きを想起させる色彩のグラデーションを持つ円形が多方向に動く軌跡を描き、都市のエネルギーと活力を視覚化しています。両作品はデジタル技術の特性を活かし、施設の特性と来場者の体験を考慮した選定となっています。
この展示は、都市空間におけるデジタル文化活動の新たな形を提示し、来場者に統一されたデジタルアート体験を提供しました。大規模なサイネージネットワークを活用したことで、都市の公共空間におけるデジタルアートの可能性を示す重要な事例となっています。
